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【お出かけルポ】ゆる動画『エコプロ2017』へ行ってきましたvol.3「自転車で靴下づくり」編
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【お出かけルポ】ゆる動画『エコプロ2017』へ行ってきましたvol.3「自転車で靴下づくり」編

「エコプロ2017」環境とエネルギーの未来展(第19回 )@東京ビッグサイト(12/7〜9開催):ルポ隊たなべ

連載なのに年をまたいでしまいました…

この場をかりまして、

2018年もパティーナをよろしくお願いします。

◆◆◆◆◆

さて、アジアを代表する環境・エネルギーの総合環境展示会「エコプロ2017~環境とエネルギーの未来展」の体験レポート第3弾、最終回です。

第1弾「日本の棚田を学んできた」編、第2弾「GREEN STORES 2017」編に続き、楽しみながら学んできたワークショップ体験レポートをお届けします。

「GREEN STORES」は、身体と環境にやさしいこだわりアイテムを販売している約50社が集結。メーカー・生産者さんとの会話を楽しみながら、オーガニック・フェアトレード・エコに関わる商品を手にとって買い物ができるエリアでした。

さらにお買い物だけでなく、ワークショップやセミナーを開催するブースも多数ありました。

いろいろ体験したなかでも、たっぷりしっかり対応いただいた奈良県の靴下ブランド『Re Loop』さんの「自転車をこいで靴下づくり!」というワークショップ体験をピックアップしてご紹介いたします。

「自転車で本格靴下づくり体験」Re Loop(奈良県)

“こだわることに糸目をつけない”靴下職人しかいない靴下工場『SOUKI』

なんとも“そそられる”キャッチコピーの『SOUKI』さんの出展ブースでは、素材と風合いを大切にして編み立てた、こだわりのソックスブランド「Re Loop」が販売されていました。

天然素材をメインに丁寧に編み込んだこだわりソックス「Re Loop」

と同時に、「自転車をこいで靴下づくり!」というワークショップが開催されていました。

「自転車で靴下つくる?」「なにそれ!?」「どうする?やる?やらない?」とかなんとか言いながら、ひとまず体験している方の様子見。

某女子校の先生が見学体験されておられ、なんとも可愛かったので後ろ姿を撮ってしまった

間違いなく自転車をこいでます。

楽しそうで、面白そうで…スルーすることができず、しっかり体験申し込みいたしました。

「自転車をこいで靴下づくり!」ワークショップ

編集部ゆうな氏が「チャリックス」ワークショップ体験開始!

はじめに、出来上がりの靴下の色と長さを決めます。どれもカワイイ色なので、とにかく迷う迷う、迷いまくる、ゆうな氏。

どの色も可愛いので、そりゃ迷いますよね

「チャリックス体験」1足2000円。体験&手づくり靴下付きとはオトクね

15種類カラーの中から、好きな色を3色選びます。この3色に、基本色と伸縮糸を合わせ、5本で編み上げていきます。

でっかい糸巻きがなかなかアート。業務用のモノを見ると興奮するのはナゼだろう

ゆうな氏いわく「女子的な色でチョイスしました♪」とのこと。パステルカラー2色に鮮やかなピンク、イイ感じになりそうな予感です。

早速、チャリックス体験スタート

「チャリックス」Tシャツを華麗に着こなす先々代社長の出張康彦さん

お洒落で素敵なSOUKI先々代社長の出張康彦さんによるレクチャー付き。

自転車のペダルをこぐと編み機が回転し、靴下が編み上がっていく仕組みです。写真ではわかりづらいので、動画を撮ってみました。

かなりのゆるゆる動画ですが、ノンフィクションをご覧ください。

【チャリこぎスタート編】

【靴下が生まれた編】

生まれた瞬間、軽い感動をおぼえました。

そして、下記の写真が編み部分のアップです。

自転車をこぐとコチラの部分が回転し、リリアン(女性ならわかりますよね?)のようなイメージで編まれていきます。

でっかいリリアンを編んでいくようなイメージで1段ずつ編まれていきます

大騒ぎで楽しんでいたため、ギャラリーがたくさん集まってくださり、靴下が生まれた瞬間には拍手が起こるなど、なかなかの盛り上がりをみせていました。

靴下が生まれる決定的瞬間を撮れたので、ボケボケですがアップしてしまいました

・・・仕上げの動画は、以下へ続きます

◆◆◆◆◆

ここで「株式会社創喜(SOUKI)」と「チャリックス」をご紹介

高品質な靴下づくりの存続にも尽力

奈良県の靴下会社「株式会社創喜(SOUKI)」

日本一の靴下産地として知られる奈良県の広陵町にある株式会社創喜さん。

「こだわることに糸目をつけない」という高い志しを持つ靴下職人しかいない靴下工場として1927年創業しました。

近年、大量生産に特化した工場が増えてきた中でも、素材選びから仕上げまでこだわり抜き、それぞれの素材に適した方法でつくりあげる細かな調整を大切にした靴下づくりに力を入れています。

創喜さんの工場で日々動き続けている「編機」の多くは「メカ機」と呼ばれ、職人さんの高度な技術と経験を必要とする機械になります。

現在の主流であるコンピューター式の「編機」に比べて、ふんわりと風合いのある編み上がりになり、とても稀少なのだそう。

創喜さんはこの技術や機械を次世代に残すため、奈良の高品質な靴下づくりの存続にもチカラを注いでいます。

また、オリジナルソックスブランド「Re Loop(リループ)」も展開中。靴下からアームカバー、マフラーまでは幅広いラインナップが揃っています。

「チャリックス」をつくったワケ

メカ機(編機)の高度な仕組みを気軽に体感してほしい、知ってほしいという思いから誕生した「チャリックス」。

実際に工場で使われていた靴下編機と自転車を融合してつくられているそうです。

自転車をこぎながら靴下をつくるワークショップを通し、広陵町のものづくりを広めるために日々大活躍しています。

「チャリックス」はイベントや催事に登場するとのこと。出店情報は公式サイト等でご確認ください。

「チャリックス」ネーミングもデザインも、かなりハイセンス

◆◆◆◆◆

では、動画の続きへ。

編み上がった靴下のしあげです。

チャリックスで編み上げた靴下は、まだ筒状です。これからつま先の部分を縫い合わせて“靴下”のカタチにしていきます。

【縫製しあげ編】

実際に縫製する機械はかなり大きいそうで持ってくることができないため、今回はロックミシンで縫製していただきました。

【出来上がり編】

・・・というわけで、

ゆるすぎる動画にお付き合いくださりありがとうございました。

◆◆◆◆◆

最後にカタチを整える仕上げですが、こちらも本来は専用の機械で圧縮プレスして整えるのですが、今回はドライヤーを代用し、熱を当ててカタチを整えてもらいました。

靴下の表糸は綿、裏糸はポリウレタン。ポリウレタンは伸縮性があり、熱を当てると縮むため、足にピッタリフィットするんですね。

ロックミシンでつま先を縫い合わせてもらいました

「伸びた靴下も適度にドライヤーを当てると復活するんですよ」とのこと。そんな豆知識を教えてもらいながら出来上がった靴下は、なんとも可愛らしい。

縫製&ドライヤーしていただいたのは先々代社長の奥様、出張緑さん。ちなみに奥様は先代社長で、現在の社長はお二人のご子息で5代目となる、出張耕平さんです。

みなさんとても素敵で、靴下への愛がヒシヒシ伝わりました。

ゆうな氏の狙いどおり、女子力高めな可愛いカラーに仕上がりました。肌触りもバツグン

「靴下が手間隙かけて作られていることをわかってほしい」という思いと、「楽しみながら靴下の製造工程を体験してほしい」という目的を、しっかり受け取れた「チャリックス」体験。

大いに楽しみながら学ばせていただきました。

「身につける人がただはくのではなく、はいていて足も心も気持ち良い、そんなものづくりを目指す」という創喜さんのこだわりの靴下に出会ったら、ぜひ履いてみてください。

そして機会があったら「チャリックス」体験もしてみてくださいね。

◆◆◆◆◆

◇「株式会社創喜(SOUKI)」

奈良県北葛城郡広陵町疋相6-5

TEL:0745-55-1501

公式サイトhttp://www.souki-knit.jp/

◇Re Loop(SOUKIオリジナルブランド)

http://www.reloop.co.jp/

ニコニコのゆうな氏

第1弾「日本の棚田を学んできた」編はこちら

第2弾「GREEN STORES 2017」編はこちら

本当に「エコプロ2017」楽しかったですし、たくさん勉強になりました。

2018年の「エコプロ」「GREEN STORES」もぜひ伺いたいです。

ま〜だまだ先ですけど・・ね。

 

 

コラム製作 ライター たなべりえ

大卒後、アパレル、出版、印刷、広告、編プロなどなど荒波にもまれて育つ。ライターなのかエディターなのかディレクターなのか…とにかくなんでもします。ひらがな名で活動中。地方の情報誌で編集長をしてた頃、見知らぬストーカーに追い込まれた武勇伝あり。SNSは野球アカとか飲みアカとかtwitterインスタ保持中&facebook塩漬け中。セレブなママ友をいっぱい持っているのがウリ。そこにビールがあればいい、 欲望のまま生きてる庶民です。
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