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待望の2号店はクラフトビールも飲める!イートインで楽しむ「サラド」のサラダ《天王洲:サラド TENNOZ REMOTE HUB》
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待望の2号店はクラフトビールも飲める!イートインで楽しむ「サラド」のサラダ《天王洲:サラド TENNOZ REMOTE HUB》

サラダ専門店『サラド TENNOZ REMOTE HUB』品川区・天王洲

メインディッシュにNYスタイルのサラダを食す人々が増加している昨今。

その一翼を担っているチョップドサラダ専門店『サラド』が、2017年11月13日に2号店『サラド TENNOZ REMOTE HUB』をオープン。

目黒区大橋の淡島通り沿いにある本店はデリバリーとテイクアウトでの提供スタイルですが、新店は待望のイートインスペースもあるということで、早速行ってまいりました。

天王洲にオープンした『サラド TENNOZ REMOTE HUB』

倉庫街をリノベしたおしゃれな水辺の街

向かった先は運河に囲まれたウォーターフロントの街、天王洲アイル。オフィスビルが立ち並ぶ駅周辺から天王洲ピアのボードウォークを運河沿いに歩いていくと、犬を連れて散歩する外国人やジョギングする人ともすれ違います。

ゆったりとした時間が流れ、どこを切り取っても絵になるフォトジェニックな水辺の風景が広がっていました。

お店はボンドストリートの中程に位置。緑に囲まれたテラス席があります

目的地は運河沿いから一本入ったボンドストリートに発見。

白のガーデンパラソルのあるテラス席と緑に囲まれた店構えは、ひと昔前の倉庫街をリノベーションしたおしゃれな街並にとけこんだ佇まいで、おのずとこちらの気分も上がります。

扉を開けるとオープンキッチンのあるナチュラルで温かなウッド調のダイニング

「ようこそ」と笑顔で迎えてくれた「サラド」代表の細井優さん。まずは新店『サラド TENNOZ REMOTE HUB』を出すにあたり、こんなに素敵なロケーションを選んだ理由についてお話をうかがいました。

RED YELLOW AND GREEN株式会社 President & CEOの細井優さん。本店と天王洲を行き来しているそう

「ここに決めたのは、高校時代の同級生の紹介なんです。すぐそこに寺田倉庫さんが手がけているマルシェの会場があるのですが、彼がその運営の仕事をしていまして。このマルシェとのつながりや、そのコミュニティをさらに独特なものにしていこうというのが目的の一つなんです」

マルシェとのつながり? 細井さん、なにやらおもしろそうなことを考えているようですね。

ちなみに寺田倉庫が手がけるマルシェとは、通称「TMMT(天王洲マルシェマーケット東京)」と呼ばれ、ボンドストリートをはさんだ向こう側にある天王洲キャナルイースト(天王洲アイル第三水辺広場)を会場に、毎月第1、第4の土日に開催。

運河沿いのボードウォークにはテラス席が並び、マルシェで購入したクラフトビールやホットウィスキーを片手に思いおもいにまったりくつろげる憩いスポットでもあるんです。

天王洲キャナルイーストの風景。水辺の景色を眺めながら散歩したり、テラス席でゆったりしたり、思いおもいの時間を過ごせます

そんなマルシェと『サラド』の関係とは?

例えば、マルシェで購入したニンジンを『サラド』に持ち込んでいただいたら、カットしてサラダの具の一つに加えてくれるといったサービスなど、ゆくゆくはそんなことも考えているそうです。

「購入した側も、すぐ食べられるほうがより商品価値を体感できると思うんです。この店はTMMTプロジェクトのなかの一つという考え方なんですよ」

マルシェで購入した野菜がサラダの一部になって、しかもプロの味に仕上がるということですね。

まさに、自分だけのオリジナルな『サラド』のサラダが味わえるというわけです。これはワクワクしますね。

TMMT(天王洲マルシェマーケット東京)」の一場面。オーガニックにこだわった農家さんのお野菜や果物が並びます

そしてまた、「生産者さんと共同開発でサラダがつくれたらいいですね」と意気込みものぞかせます。

実際に、お付き合いのある千葉県山武市の「かつのりな農園」さんとは、フリルレタスとシルクレタスをつかったサラダを1ヵ月限定で販売したこともあるのだそう。

さらには、イートインスペースを使って、実際にサラダやドレッシングを手づくりするワークショップも開催したいとも。

「生産者の方にも来ていただいて、農法やどういうこだわりをもって野菜を育てているのかということを話していただく。そうすると、ありがたみが伝わると思うんです。作り手にとってもうれしいことですし、食べ手もありがたみをもって食べるほうが一回の食事の価値というものが上がる。そういう機会をつくれたらいいなと考えているんです」

細井さんのヘルシーな野菜でお腹を満たすというコンセプトの『サラド』やオーガニック食材を扱う生産者さんたちが集まるTMMTの取り組みの根底に流れているのは、「こだわりをもった生産者さんたちの熱い思いを伝えたい」「生産者さんたちと食べ手をつなぎたい」という気持ちなのかもしれません。

目下、倉庫をリノベーションしている最中というTMMTには、今後キッチンをはじめとする各種設備が整うとのこと。目の前で調理するというライブ感も新たに加わり、リアルタイムで食べられる場所があったり、そこで体験して何かを得られるような場所が、いま生まれようとしています。

マルシェという枠にとどまらないさらなる展開が予定されているそうで、今後も目が離せませんね。

◆◆◆◆◆

さて、イートインスペースのある『サラド TENNOZ REMOTE HUB』ですが、店内はダイニングスペースがあるほか、外には緑に囲まれたテラス席も用意されています。

オープンキッチンのあるダイニング。奥にもテーブル席が用意されています

メニューやお値段は本店と同じ。6種類から選べるサラダプレートは有名ホテル出身のシェフと管理栄養士の協力により、肉や魚など動物性タンパク質も取り入れ、栄養バランスを重視した構成になっています。

メニューは「オリジナルBBQのコブサラダ」「オリジナルチキンシーザーサラダ」「サバと塩こうじのグリルサラダ」「和のサラダ」「キヌアとゴロゴロ野菜のサラダ」「寝かせ玄米で食べるサラダ」の6種類

契約農家さんから直接仕入れる無農薬のロメインレタスを中心に肉や魚、パプリカ、根菜、ナッツなど、ひと皿に8種類の食材がミックス。どれもおいしそうで、選ぶ楽しみとともに期待が高まります。

サラダがどんどん進んでしまう理由

とはいっても野菜のサラダ。ヘルシーなのは分かりますが、食べ続けているとさすがに飽きてきたり、何かもの足りないと感じてしまうのでは?

何か特別に工夫されていることはあるのでしょうか。

すかさず、「食べても食べても飽きない仕掛けをしています」と細井さんから自信をうかがわせる答えが返ってきました。

さて、どんな仕掛けなのか「まずは実際に味わってください」ということで、一番人気の「オリジナルBBQコブサラダ」を注文。

オリジナルBBQコブサラダ1280円

サラダのベースとなるロメインレタス、ケイジャンチキン、ベーコン、大豆、ボイルドエッグ、トマト、アボカド、オリーブの8種類の素材がそれぞれケイジャンドレッシングとしっかりなじんだ状態で提供されました。

ひと口頬張ってみれば、納得。ヘルシーなサラダといえどもジャンキーな味わいで、なかなかに思い切った味付けです。

「味わいに特徴があると思うのですが、こちらはケイジャンドレッシングを使っています。スパイスが効いていて男性のお客さまにも人気なんです」

チキン自体も5種類ほどミックスしたケイジャンスパイスでマリネし、しっかり下味をつけているということで、ドレッシングをつけずにそのまま食べてもパンチが効いた味わい。

ロメインレタスのシャキシャキ感、ゴロゴロ入ったチキンのしっかりした噛みごたえ、香ばしく煎られた大豆のアクセント、フレッシュトマトの瑞々しさなど、食感も味わいも豊かで、スプーンが止まりません。しっかり料理された一品に仕上がっていました。

一方、女性に人気なのが「寝かせ玄米で食べるサラダ」。サラダに玄米? という意外な組み合わせですが、寝かせ玄米特有の“もっちり”という新しい食感が加わり、より食べごたえのあるサラダに進化していました。

「寝かせ玄米」で食べるサラダ1380円

特徴は寝かせ玄米自体がドレッシングの役割をしていること。

「寝かせ玄米にこうじ味噌でしっかり味付けをしているので、ドレッシングの代わりになっているんです」ということで、寝かせ玄米だけを味わってみても、コクのあるお味噌がしっかりなじんでいて、噛むほどに味わいに深みがでます。

玄米にも食物繊維が豊富に含まれているということもあり+αなうれしい組み合わせ。女性に人気というのもうなずけますね。

こだわりが詰まったセットメニューにも注目

注文を受けてから、スタッフさんがその場でつくってくれます

11時から15時までは、ポケットパンまたはベジブロススープ、コーヒーが付いたお得なランチセット1280円がいただけます。

サバと塩こうじのグリルサラダのランチセット1280円。11時から15時まで提供のランチセットはパンまたはスープ、コーヒーが付いてお得。ランチタイム以外での単品は1380円

「サバと塩こうじのグリルサラダ」は肉厚にカットされたひと口大のサバがゴロッゴロッと。塩こうじでマリネされているのでサバにもしっかり味がしみています。

そうすることで、サバ自体の身もやわらかくなり、サバ独特の青臭さを抑えるマスキング効果もあるのだとか。ドレッシングは液体塩こうじをベースに、ワインビネガーとオリーブオイル、胡椒を加えただけというヘルシーでさっぱりとした味わい。

カボチャやニンジン、サツマイモ、ゴボウ、大根、豆腐、クルミもミックスされていて、香りも味も食感もバツグンです。

パンは無添加の全粒粉100%でつくった「ポケットブレッド」。

「全粒粉は精製した白い小麦粉に比べて食物繊維も豊富で血糖値が上がりにくい。つまりカラダにいいということですね。こういったものを組み合わせて食べてもいいと思います」と細井さん。

合わせるパンにもしっかりこだわりがありました。

ポケットブレッドはちぎって食べてもよし、ポケットの中にサラダをたっぷり詰め込んでパクついてもよし。ということで、わたしも思いっきりパクつきました。

ランチセットは「ポケットブレッド」か「ベジブロススープ」が選べます。コーヒー付き

一方、「ベジブロススープ」というのも気になるネーミング。

ベジブロススープとは一体どういうものなのでしょう?

「普通は捨ててしまう野菜の切れ端や根っこの部分などの端材をつかって出汁をとったスープなんです。野菜の端材の何がカラダに良いかというと、抗酸化作用があって免疫力を向上させる効果があるといわれているファイトケミカルが含まれているんです。アンチエイジングやお肌にもいいんですよ」

というのでこちらも味見してみたかったのですが、この日はすでに売り切れ。次回のお楽しみとなりました。

ランチにサラダを食べると仕事もはかどる?

そして、働く人たちに耳寄りな情報も。

なんでも、ランチでサラダを食べると午後眠くなりにくいのだとか。

「一説では、炭水化物に偏重したランチを食べると血糖値がグンと急激に上がるんですよ。上がった血糖値を下げるためにインスリンが分泌されるのですが、低血糖になってしまったときに眠くなってしまうんです。サラダだと急激なカーブは描かないので、インスリンも過分泌されない。そうすると午後も眠くなりにくくなり、社員さんもパフォーマンスを維持できるというわけなのです」と細井さんは語ります。

午後に眠くなるメカニズムはそういうことだったのですね。サラダを食べることが、ヘルシー志向だけではないのだと知ると、サラダに対する見方も変わってきました。

「メインになるサラダ」というコンセプト通り、歯ごたえも食感も味わいも豊かで、ボリュームも満点。ひと皿の満足感といったら、本当にランチ定食などにも引けを取りません。

さらに午後の仕事能率も維持できるとなれば、なおのことサラダを食べる価値が上がりますね。

サラダとクラフトビールのペアリング

ちなみにこちらのお店では、クラフトビールもおいているそうなんです。

サラダ+αとしてお酒を組み合わせられないかと考えたという細井さん。

「実はサラダってビールと相性がいいんですよ」と言います。

「ワインなどいろいろなお酒と合わせてみた結果、ビールが圧倒的に相性がよかったんですよね。仕事帰りにサラダを食べながらビールを飲んで帰る、そんな食生活があってもおもしろいかなと」

ということで、サラダと味わえるクラフトビールがこちら。

左からデンマーク王室御用達の「カールスバーグ」、アメリカ産の「ブルームーン」、「常陸野ネストビール」、埼玉県川越市の「COEDO」

サラダに合う4銘柄のクラフトビールが用意されています。もちろんお好みで選んでもOKなのですが、参考までに、細井さんにペアリングのおすすめもうかがいました。

「コブサラダとビールの相性はバツグンで、どの銘柄とも合いますね。寝かせ玄米サラダや、サバと塩こうじのサラダには、コリアンダーやオレンジピールの爽やかな味わいの「ブルームーン」や、常陸野ネストビールの「ホワイトエール」との組み合わせがおすすめです」。

『サラド』のサラダとクラフトビールでさくっと夕食をすませる。

なんだか新しくてスマートなサラダの楽しみ方ですね。

もちろん、テイクアウトもできるので自宅でも楽しめます。ヘルシーなうえに飽きがこず、お腹いっぱい満たされるサラダをライフスタイルにとり込んでみてはいかがでしょうか?!

◆「サラド」代表の細井優さんインタビュー「メインになるサラダを作った理由」はコチラ

 

 

コラム製作 敬食ライター:味原みずほ

青森県七戸町出身。おやつは一日一片の黒にんにく。食を敬い、食にたずさわる人たちの魅力を伝えたく敬食ライターとして活動中。6歳からピアノを習い始めて音楽大学を卒業してしまった、食と同じくらいピアノと合唱が大好きなライターです。
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