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祈りのかたちを今に伝える。民俗写真の巨匠 芳賀日出男写真展開催中。@六本木
イベント 六本木 アート 芳賀日出男写真展 写真 写真歴史博物館 フジフイルムスクエア

祈りのかたちを今に伝える。民俗写真の巨匠 芳賀日出男写真展開催中。@六本木

写真家、そして民俗研究科として有名な芳賀日出男(はがひでお)さんの写真展が、FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)写真歴史博物館にて開催中です。

榊鬼、愛知県北設楽郡東栄町月、1972 年

「民族写真」の地位を確立した芳賀日出男さんは、単なる記録としての写真の域を超えて、世界各地の「祭礼」を取り続けてきた写真家です。

満州に生まれた芳賀日出男さんがはじめて日本を訪れたのは、大学受験のとき。

日本のその豊かな季節感に感銘を受けたと言います。慶應義塾大学へ進学後はカメラ好きの父の影響で写真を続けていたこともあり、カメラクラブに入り写真の世界にのめり込んでいきました。そして、大学での折口信夫さんの講義を通して出会った民俗学は、後の芳賀に大きな影響をあたえました。

虫送り、愛知県稲沢市祖父江町、1957 年

この写真展では、これまで撮影された40万点もの作品の中から、芳賀日出男さんの原点ともいえる「稲作儀礼」を中心とした祭礼と人生儀礼をテーマにした約30点を展示しています。

一粒の種から、愛知県海部郡大治町馬島、1956 年

「季節に合わせて祈る」という心豊かな宗教的風土を持つ日本人。

しかし、それは時代と共に人々にとって縁遠いものになりつつあると感じています。

先達の日々の営みや恵みへの感謝が今に繋がっているということ、そしてその豊かさを写真という形で伝える写真展です。

コラム製作 ゆうな

絵を描くこと、ものづくりが好きで高校からデザインを学んで某美大へ。卒業後は企画を学びに代理店に就職。 プランナーという名の何でも屋だったので、マンガ連載や似顔絵作成など、まったく関係ない能力が色々と身につく。ライターとしては勉強中。 今より約10kg以上も太っていた過去が…! 自力で食の勉強をするうちに大の料理好きに。今は痩せた幸せと玄米を噛みしめている。 料理好きが高じて最近では釣りや陶芸、包丁も柳刃や出刃まで揃えて自分で研いだりしているが、「女子力っていうか、凝り性なおじさんに近いよね」という友人の指摘は概ね間違ってはいないと思う。
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