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【二十四節気の一汁】大暑「冬瓜と枝豆のとろみしょうゆ汁 」
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【二十四節気の一汁】大暑「冬瓜と枝豆のとろみしょうゆ汁 」

カレンダーで時おり見かける、立春や冬至といった季節の変わり目。
これらは二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれ、太陽の動きをもとに、春夏秋冬をさらに6分割した期間です。
その時期ごとに食べると縁起がいいものや、季節の変わり目にとりたい食材のヒントが隠れていたり。

この連載では、寝かせ玄米によく合う一汁を、二十四節気の移り変わりとともにご紹介していきます。

■TOPICS

・大暑(たいしょ)
・大暑の過ごしかた
・大暑に旬をむかえる食材
・大暑の一汁レシピ「冬瓜と枝豆のとろみしょうゆ汁」

 

大暑(たいしょ)


今年の梅雨は長引いて異例と言われています。
今まで通りにいかない、そんな日々が続いて当たり前なんて無かったことに気付かされます。
新しい環境を受け入れる柔軟な心でいることが、日々を快適に過ごすヒントかもしれません。

間もなく本格的な夏の暑さを感じる「大暑」の節気が訪れます。

大暑の過ごしかた

2020年の大暑は7月22日から8月6日までの期間にあたります。

その名前の通り年間で最も暑い時期で、例年暑さのピークを迎えるのもこの頃です。
今年は梅雨開けが後ろに随分とずれ込みましたが、全国的な梅雨明けはすぐそこまでやって来ています。

ジリジリと暑く紫外線の強い夏には、水分をしっかりとって、不足しやすいビタミンやミネラルを日々の食事からとるようにしましょう。

暑さなどのストレスで不足しやすいビタミンCは、体内でのコラーゲンの生成に必要となり、活性酸素を抑えてアンチエイジングにも働きかけます。
また夏場にはアイスや麺類などの糖質が多くなりがちですが、この糖質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1も不足しやすくなります。

ビタミンCはトマトやパプリカなどに、ビタミンB1は豆類や玄米、豚肉などに多く含まれます。どちらのビタミンも水溶性で体外に排出されるのが早いため、一度にたくさんとるより日常的にこまめにとり入れるといいですよ。

大暑に旬をむかえる食材


冬の瓜と書く冬瓜ですが、夏に収穫される夏野菜で、冬まで品質を落とさずに保存できるという意味から由来しています。
栄養価ではビタミンCや葉酸を比較的多く含み、また豊富な水分やカリウムが体内の余分の熱を取り払ってくれるため、夏バテに悩まされる暑い時期にはぜひとりたい食材です。

家庭ではあまり親しみのない食材かもしれませんが、今回ご紹介するように汁物に入れたり、しょうゆやオイスターソースで炒めたり、また薄切りにして酢の物やサラダなどにするなど様々な調理で楽しめます。

大暑の一汁レシピ「冬瓜と枝豆のとろみしょうゆ汁」


とろみのある汁が冬瓜のみずみずしい味わいとよく合います。温かいままでも、冷たくしても美味しく召し上がっていただける汁物。旬の枝豆の緑を加えて。

材料(2人分)

冬瓜
150g
枝豆(茹でてさやから出したもの)
20粒ほど
しょうが
1片
だし
300cc
小さじ1
しょうゆ
小さじ2
片栗粉
小さじ1

作り方

  • 01冬瓜は種とわたを取り除いて皮をむき、食べやすい大きさに切る。しょうがはすりおろす。
  • 02小鍋にだしを入れて加熱し、冬瓜と日本酒を入れて10分ほど加熱する。
  • 03枝豆としょうゆを入れたら塩で味をととのえ、片栗粉を小さじ1の水で溶いて加えてとろみがついたら火を止める。
  • 04器に盛り付け、しょうがをのせて完成。

 

夏野菜を食べて暑い夏を乗り越えよう


冬瓜やきゅうりなどの夏野菜には夏のストレスから身を守るビタミンCや、体の余分な熱を逃す水分やカリウムが多く含まれます。
また、体を温めるイメージのしょうがも今回後のせしたように生のまま使うことで身体を冷やす効果があるため、夏場の暑い時期には加熱せずに食べるのがおすすめです。
本格的な夏の暑さに負けないよう、野菜の栄養素をうまくとり入れて元気に過ごしましょう。

次回の節気は、暦の上で秋の訪れを知らせる節気「立秋」です。お楽しみに!

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コラム製作 管理栄養士 北田

管理栄養士ライター、ファスティングマイスター。 旅行が趣味で国内・海外とよく旅に出てはおいしいものを食べ歩いているが、いつまでもおいしいものを食べるための健康づくりに、普段は玄米食でメリハリをつけている。
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