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【二十四節気の一汁】穀雨「スナップえんどうと落とし卵のお味噌汁」
二十四節気の一汁

【二十四節気の一汁】穀雨「スナップえんどうと落とし卵のお味噌汁」

カレンダーで時おり見かける、立春や冬至といった季節の変わり目。
これらは二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれ、太陽の動きをもとに、春夏秋冬をさらに6分割した期間です。
その時期ごとに食べると縁起がいいものや、季節の変わり目にとりたい食材のヒントが隠れていたり。

この連載では、寝かせ玄米によく合う一汁を、二十四節気の移り変わりとともにご紹介していきます。

■TOPICS

・穀雨(こくう)
・穀雨の過ごしかた
・穀雨に旬をむかえる食材
・穀雨の一汁レシピ「スナップえんどうと落とし卵のお味噌汁」

穀雨(こくう)


空いっぱい、桃色に染めてくれた桜も散り、日を追うごとに緑が濃くなってきました。

まもなく訪れるのは、雨が穀物をうるおす「穀雨」
2019年の穀雨4月20日(土)から5月6日(月)までの期間にあたります。
この時期、穀物の成長をうながすための雨はとても大切です。春の温かい日差しは気持ちがいいものですが、この時期以降、降雨量が増えるとされています。穀物を育てる雨にも感謝して、雨の風情を楽しみましょう。

穀雨の過ごしかた

毎年、大型連休に重なる穀雨。
今年のゴールデンウィークはいつもより長くなるので、遠くに旅行したり、イベントアクティブに動かれる方も多いかもしれませんね。

旅行先での外食や、久しぶりに会う人たちとの食事は
せっかくなので楽しんで、食べ過ぎた次の日は一汁一飯で過ごすなど、
内臓を休める時間をもうけるといいでしょう。

ゆっくり休まれる方も、休みが長いと体がなまってしまうこともあるため、
休み明けに疲れがたまらないよう、意識して健康管理することが大切です。

穀雨に旬をむかえる食材


店頭には、そら豆や絹さや、グリーンピースなど、
たくさんの種類の豆が並びます。

豆類は植物の中でも、総じてたんぱく質が高い食材。

たんぱく質は筋肉、皮膚、血液など私たちの体をつくる材料となる重要な栄養素です。
さらに酵素やホルモン、免疫などをつくるときにも欠かせないもので、たんぱく質が不足すると免疫力が下がったり体調をくずしてしまうので、季節の変わり目などは特に意識してとれるといいですね。

今回は、豆類の中でもさやごと食べられるスナップえんどうを使ったお味噌汁をご紹介します。スナップえんどうはたんぱく質以外にも、疲れたときにとりたいビタミンCや、腸内環境を調える食物繊維などが豊富です。

穀雨の一汁「スナップえんどうと落とし卵のお味噌汁」のレシピ


ごろっと入ったスナップエンドウと卵で食べごたえのある、おかずのようなお味噌汁。
あとは寝かせ玄米、少しのお漬物をつければ、満足感のある一汁一飯ができあがり。

材料(2人分)

スナップえんどう
4本
玉ねぎ
1/3個
油揚げ
1/2枚
2個
300cc
みそ
大さじ3/4
昆布
3cm角切りしたもの1枚
すりごま
お好みで

作り方

  • 01スナップえんどうは両端を折って筋をとり、半分に切る。玉ねぎは1cm幅に切り、油揚げは湯をかけて油抜きし1cm幅に切る。
  • 02小鍋に、水、昆布、①を入れて弱火にかける。
  • 03沸騰直前まで煮たら昆布を取り出し、卵を割り入れ、ふたをして全体が白くなるまで1分半ほど煮たら火を消す。
  • 04みそを溶かし、再び弱火にかけてくつくつしてきたら火を消し、お好みですりごまを振ったらできあがり。

連休中も連休明けも元気に

食べ過ぎたら次の食事はひかえめにする、体を動かしてなかったら階段をつかう、体の冷えがとれなかったらお風呂につかる、そんな少しのメンテナンスが日頃の健康をささえてくれていたりします。
忙しいと体の声が聞こえにくくなりますが、少し心に余裕のできるお休みの期間に体の調子をととのえてみるのもいいかもしれません。

それでは次回の節気は、夏の入り口となる「立夏」です。お楽しみに!

コラム製作 管理栄養士 北田

管理栄養士ライター、ファスティングマイスター。 旅行が趣味で国内・海外とよく旅に出てはおいしいものを食べ歩いているが、いつまでもおいしいものを食べるための健康づくりに、普段は玄米食でメリハリをつけている。
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