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走って!食べて!植える!大人も子どもも楽しい、結わえるの田植えイベントに行ってきました!
寝かせ玄米 イベント 結わえる 田植え

走って!食べて!植える!大人も子どもも楽しい、結わえるの田植えイベントに行ってきました!

日差しも強くなり、夏らしさも感じられるようになってきた6月3日。

結わえるで毎年恒例となっている、田植えイベントが開催されました!

結わえるの田植え

結わえるの契約農家さんである大野さんの田んぼで、苗を手で植え、草取りも手で行い、もちろん稲刈りも自分たちの手で。普段の暮らしの中では感じられない自然の心地よさや、食べ物への感謝の気持ちを感じられるイベントとして、食育のためにとお子様連れの方もたくさんご参加いただいてます。今年はの72名の方がご参加くださいました。

成田線の下総神崎駅。のどかな風景。

成田線の下総神崎駅。のどかな風景。

最寄駅は千葉の下総神崎駅。そこから県境の利根川を越えて車を10分ほど走らせた場所にある、茨城県稲敷市に会場となる田んぼはあります。周りはすでに田植えを終えていて、残すはこの「結わえるの田んぼ」のみ。

田んぼのあぜ道で虫を捕まえるこども

右手がこれから田植えをする田んぼ!

「今日は田植えを通して、鳥のさえずりや、風の気持ちよさ、自然そのものも感じ取っていってくださいね。」

結わえるの代表荻野と農家の大野さん

 

そう話す大野さんは365日、自然を相手にしている農家さん。食べ物を頂くことは自然の恵みを頂くこと。だから自然の大切さも味わってほしいのだと言います。

農家の方たちの手間ひまや自然があってこそ育まれ、わたしたちの口に運ばれる。頭ではわかっていても、中々体でそれを実感する機会は得がたい貴重な体験です。

田植えの前に・・・

さっそく田んぼに入って田植え・・・をするのかと思いきや、すでに田植えの終わった田んぼの一角に集められた参加者たち。

田んぼの一角に集まる参加者たち

 

実はイベントは田んぼアクティビティからはじまるのです!まだ会場に着いたばかりの参加者たちは、おっかなびっくり、田んぼに入っていきます。

実はわたしもこれが田んぼデビュー。カメラを握りしめながら恐る恐る足を踏み入れると、ひんやりとして気持ちがいい!・・・けれど、一歩足を踏み出そうとすると想像以上の歩きにくさ!泥に足を取られてしまい、まっすぐ歩くだけで一苦労です。

田んぼの中で一生懸命綱引きをするするこどもたち

どろんこ運動会!まずは綱引き!

そんな中行われた最初の種目は「綱引き大会」!

大人も子どもも、泥に足を取られながら、水で滑る綱を必死に引っぱります!

すこし田んぼに慣れたころ、次の種目の駆けっこ。真ん中で折り返してスタート地点の旗を先に取ったら勝ちです。

田んぼの中で走り出すこどもたち

続いて駆けっこ!

膝まで田んぼに浸かってしまうくらいの子どもたちも、ちいさな体を一生懸命に動かし、水しぶきを上げながら田んぼの中を猛ダッシュ!

田んぼを全力疾走する大人たち

 

子どもはもちろん、むしろ大人の方が楽しそう。

ゴール目前の大人たち。楽しそう。

 

楽しい駆けっこの後は、さつま芋の苗うえをします。すっかり泥だらけのみなさんを見て、農家の吉田さんは、

農家の吉田さん

 

「みなさんすっかり泥んこになって!でも、私たち農家はそれが常ですからね。土や泥に汚れない農作業なんてないし、そうでないと美味しい野菜やお米を作ることなんてできない。だから今日は、一番汚れて帰った人が、一番楽しんだ人ということですから。思いっきり汚れて楽しんで帰ってくださいね。」

 

さつま芋は、少し根っこの出た苗を畑に植えていきます。ちょうど稲刈りができる10月頃には立派なさつま芋になるそうです。

さつまいもの苗

さつまいもを植える参加者たち

 

 

さつま芋を植えたら、田植えに備えて腹ごしらえ!

炊きたてのごはん

 

釜で炊いた、ふっくらごはんの美味しいこと・・・!

大きな釜いっぱいの農家さん手作りの豚汁

 

おかずは農家さんお手製の具沢山豚汁、結わえるのカレーも。

ごはんを配るひと

 

体を動かした後に外で食べるごはんは、何ものにも代えがたい至福の時間です。

いよいよ田植え開始!

お腹が満たされたら、いよいよ今日のメインイベント、田植え開始です。

苗をまっすぐ植えられるように線をひきます。

苗をまっすぐ植えられるように線をひきます。

プロの大野さんはすいすいと植えていきますが、これが難しい!

プロの大野さんはすいすいと植えていきますが、これが難しい!

「苗は2、3本程度を取って、しっかりと土の中に根っこを入れてくださいね。浅く植えてしまうと苗が浮いてきてしまって、しっかり根付かないですから。」

簡単そうに聞こえますが、苗が泥に埋まり切らないように、でもしっかり植えるのは中々コツがいります。

苗の塊を手に持つひと

 

田んぼのあぜ道に置かれた苗と田植えをするひとたち

 

そして、植える深さだけでなく、縦横の列が揃うようにすることも重要です。雑草を取るときに列が揃っていないと、草刈りの機械が入らなかったりと、最初の植え位置が収穫までの作業効率を左右するのです。

もくもくと田植えをする参加者たち

 

さっきまでのワイワイと賑やかな雰囲気とはうって変わって、みなさん(出だしの駆けっこで張り切りすぎたせいもあってか)もくもくと真剣な面持ちで苗を植えていきます。

苗の根元には籾殻がある

 

ふと、手渡された苗をよく見てみると、根元にはお米が!当たり前ですが、普段食べている玄米のあの小さな一粒からこうやって葉っぱと根が生えて、大きくなって穂をつけて、何倍もの量のお米ができるのですから、どれだけのパワーが秘められているか、私たちはそのパワーを頂くことで元気に過ごすことができるのだと改めて気付かされます。

田植えをする参加者の親子

 

小さい子も一生懸命に苗を植えていきます。

小さい子も一生懸命に苗を植えていきます。

 

だんだんと苗で満たされて、田んぼは青々とした表情に様変わりしていき、無事に田植えは終了。

揃えたつもりでも、本数や位置はやっぱりマチマチに・・・プロの農家さんの凄さがよくわかります!

揃えたつもりでも、本数や位置はやっぱりマチマチに・・・プロの農家さんの凄さがよくわかります!

プロの農家さんが植えたのや機械で植えたようにきちんと整列とはいきませんが、自分たちの手で植えたこの苗が育って秋には立派な穂をつけるのが今から楽しみです。

田植えの終わった田んぼと農家さん

 

 

「汚れるから、泥だらけになるから、触っちゃだめ。」

 

と、子どもの頃からなるべく服や手を汚さないように言われて育ったり、大人になってからはさらに、特に都会に暮らす人は一度も土を踏むことなく過ごす日の方が多いのではないでしょうか。

でも、実際に素足で田んぼに入り、素手で土に触れることで自然そのものや、そこで育まれた食べ物を食べる自分のからだも繋がっているのだと感じられる気がします。

大人だからこそ、たまには土だらけ、泥だらけになってみることも大切な時間だと気付かされます。

田植えに参加したみんなで集合写真

 

 

今後は6月・7月の草取りと、10月には稲刈りイベントも開催されます!

参加されたい方はぜひ、結わえるのサイトをチェックしてご予約を!

 

結わえる

http://www.yuwaeru.co.jp

 

コラム製作 ゆうな

絵を描くこと、ものづくりが好きで高校からデザインを学んで某美大へ。卒業後は企画を学びに代理店に就職。 プランナーという名の何でも屋だったので、マンガ連載や似顔絵作成など、まったく関係ない能力が色々と身につく。ライターとしては勉強中。 今より約10kg以上も太っていた過去が…! 自力で食の勉強をするうちに大の料理好きに。今は痩せた幸せと玄米を噛みしめている。 料理好きが高じて最近では釣りや陶芸、包丁も柳刃や出刃まで揃えて自分で研いだりしているが、「女子力っていうか、凝り性なおじさんに近いよね」という友人の指摘は概ね間違ってはいないと思う。
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