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三重の田舎に年間50万人が訪れる農業テーマパーク『伊賀の里モクモク手づくりファーム』*ヴィレッジ #1

憧れのヴィレッジとは?

企業が商品ではなく“暮らし方・ライフスタイル”を伝えるために、飲食・物販を中心に展開するいわばテーマパークのようなもの。

僕が実際に訪れた全国の“憧れのヴィレッジ”を紹介していきます!

第1回目は、三重県の忍者の里伊賀市の山奥に年間50万人が訪れ、年商50億を誇る「農業」のテーマパーク。

伊賀の里モクモク手づくりファーム

42,000坪、東京ドーム3つ弱くらいの広さに、レストラン3つ、カフェ、パン屋、ビール工房、ハム・ウインナー工房、焼豚工房、豆腐工房、物販、野菜産直市場、体験棟、温泉、宿泊施設、牧場、いちごやきのこの農園などなど、

子供から大人、お年寄りまで、1泊して丸二日いても遊び尽くせないくらいだ。

モクモク手づくりファームHPより

おそらくここまで充実した内容は日本一だと思う。

モクモクファームに初めて行ったのは今から15年くらい前。

当時、農業の6次産業化という言葉が生まれ始めて、それで成功してる面白いところがあると聞いて行ってみた。

6次産業化とは?

「生産」の1次産業  ×「加工」の2次産業  ×「販売」の3次産業

これを足してもかけても「6」なので6次産業と言われているのですが、要は生産者が「自分で加工も販売もして、しっかり儲けよう」という考え方のこと。

農業、漁業で生産された原料をただ卸しておしまいだと、どうしても利益が薄いし、それが加工されて都会で消費されると、売上は都会に入って地方に残らない。儲からないから生産者、地方がどんどん衰退してく。。。

これをなんとかしよう!という考え方。

例えば、今回のモクモクファームで言えば、豚を育ててハム・ウインナーに加工し、お店や通販でも売るし、レストランでも出す。その売上・利益すべてがモクモクと地元に残って潤う。

もっと言えば、500g500円の豚肉がハムになると2,500円で店や通販で売れ、さらにこれをスライスして100gをレストランで出せば1,000円、つまり5,000円、10倍の価値になる。

約10年前の木村社長とおぎの 笑

創業者の木村さんと吉田さん(両方とも修さんでW修さん)は、今から30年前伊賀の農協に勤めてて養豚農家を担当していた。

すぐ近くの松坂は松坂牛でウハウハなのに、自分の担当する豚肉は認知度もなく、ただ卸しているだけでは全く儲からないし、重労働だし、この状況をなんとかしたい!と思っていた。

また、豚肉をハムやウインナーに加工すると何倍にもなるため、これを自分たちで出来ないかとも考えていた。

良く木村さんは、「ハムにすれば球団が買えるくらい儲かるんだ!」と言っていた 笑

 

そして、1987年 伊賀の養豚家20軒が200万円ずつ出資して「ハム工房モクモク」を設立した。

こだわった豚肉を出来るだけ防腐剤などを使わず自分たちで手作りしたハムはじわじわと人気が出始め、そのお客さんを工場見学に招待したり、バーベキューイベントを開催したり、どんどんファンが増えていった。

もっと楽しく豚肉、ハム、ソーセージのことを知ってもらおうと、89年から“手づくりウインナー教室”をスタート。

塩漬けの腸を水で戻して、中身を練って、注射器のような器具で自分で詰めて、その場で食べる。

これが大人気となり、じゃあ食べられるレストランを作ろう、ソーセージにはビールでしょ!とビール工房を作り、豚のショーをやったり、宿泊、温泉、産直市など、どんどん広がり、今や6次産業、ヴィレッジの大成功モデルとしてお客さんだけではなく、全国から視察団が訪れている。

さらに今や名古屋大阪中心に、自慢のハム・ソーセージはもちろん、手づくりお惣菜がたくさん並んだ、ビュッフェレストランを8店舗展開していて、東京ミッドタウンにも、物販と軽食のお店がある。

ネットとカタログの通販も18億くらいの売上!

 

今はモクモクファームをお手本に全国に近い施設やレストランがたくさん出来てきてるけど、30年前、ハム・ソーセージも作ったことないし、レストランも会社もやったことない、農協職員と養豚家が始めたこの事業は、本当に大きな挑戦・革命であり、生産者や地方、若者に光と道を示した奇跡だと思う。

そこには、農業、地方がどんどん衰退していること、食品加工も大量生産で添加物等の問題、生産者がただ卸しておしまいという仕組みの問題、生産者と消費者の繋がりがなくなっていること、などなど、現代が抱える問題に対する危機感とそれをなんとかしたいという強い志を感じる。

それをしっかりとビジネスで儲けながら、美味しく、楽しく、広がっているのが素敵だと思う。

もう10年近く行ってないので久しぶりにW修さんに会いに行きたくなった。

きっともっと素敵に進化されてると思う。

なんか施設ではなく、背景の紹介ばかりになってしまった。。。笑

概要はホームページで、良い写真はインスタで補完してください。。

http://www.moku-moku.com/index.html

とりあえず、10年近く前の写真を載せておきますが、下手くそだし、現状とは異なる場合もたくさんあると思います。。

バーベQレストラン

豚ちゃんが競争したり芸をします。

かわいい♪

すもも♪

豚を見ながらのフランクフルト

豚グッズ屋さん

ハム・ソーセージの製造直売

池があっていかだに乗れる

本物の葡萄の木

ウインナー食べ放題

パンもその場所で作られたもの

手づくり惣菜もたくさん

こういう学びになるPOPもたくさん

パンの製造直売

いろんなお土産

宿はこんな感じ

セミナー、研修もできる

坂道も楽しみに変える遊び心

節電を学ぶ

節電も競争に変えて楽しめる。みんな必要以上に電気付けなくなる

イベントや教室もたくさん

マイ歯ブラシで寄付になる。これは全ホテルやるべきだと思う。

温泉もかなり充実

温泉入らなくても足湯が

季節ごとにイベント盛りだくさん

焼き豚専門店

田んぼでも楽しみながらお勉強

きのこも作ってるし

豚神社まである

ジャージー牛を育ててる

ここは少し離れたところにある貸し農園施設

ピザ窯もあるし

手ぶらでおっけー

クラブハウスも良い感じ

ここもまた近くにある玄米食堂

こだわりを宣言

うちもこれだけど、ほんと大変なんです。

寝かせ玄米もやってます

コラム製作 おぎの玄米よしたか

結わえる代表、食養研究家 我慢しないで美味しく楽しく一生太らず健康でいられる”メリハリ寝かせ玄米生活”を広めれば、その先に持続可能な豊かな世界が待っていると確信して日々奔走中。正しいことを伝えるのではなく、出来ることを伝えることが正しい。健康なんて80点で十分!がモットー。好きな食べ物は、寿司、ラーメン、いちご。毎日玄米を食べ、毎日呑む。ビール、日本酒、ワインが好き。運動は、フットサル、野球、サーフィン、スノボーのどれかを月に2〜3回。趣味は旅行で、最近は気の合うその地元の人にアテンドしてもらうのが楽しい。狩猟、船舶、スキューバ、バイクの免許を持ち、草食系に見えるらしいが意外とアクティブ。幼い頃、姉ちゃんにコタツへ閉じ込められて以来の閉所恐怖症。
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