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【お出かけルポ】フリーザーバッグでつくる「手づくりお味噌」&お弁当にピッタリ「肉そぼろ」/料理教室From Kitchen(フロムキッチン)
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【お出かけルポ】フリーザーバッグでつくる「手づくりお味噌」&お弁当にピッタリ「肉そぼろ」/料理教室From Kitchen(フロムキッチン)

“我が家の味をつくる=家庭料理をつないでいく”をコンセプトに展開する料理教室『From Kitchen(フロムキッチン)』。

先日、代表の福島利香さんにその活動について取材いたしました。

実際の『From Kitchen』を体感するため、教室でも人気のファスナー付き料理保存袋(フリーザーバッグ)を使ってつくる『簡単お味噌づくり』のレッスンを受けてきました。

「こんなに手軽に手づくりお味噌が出来るなんて!」と、料理教室に参加した人たちみんなが驚くほど、材料もシンプルでとっても簡単です。

さらに、子どもも大人も大好き!子育てママさんにもオススメ、お弁当にもピッタリの「肉そぼろ」の作り方も。超スピーディーで美味しくできるコツを教えていただきました。

講師はもちろん福島さん。本当に優しくて素敵な方で、お話しを聞いているだけで癒されます。ちなみに、福島さんにはお孫さんがいらっしゃるんですよ!

なんて若々しいんだろう・・個人的にとても憧れております。

フリーザーバッグでつくる「自家製お味噌」

材料は「米麹・乾燥大豆・塩」のみ。これにフリーザーバッグを用意すれば準備OK。

今回、米麹は生麹を使用しました。乾燥麹でも大丈夫なのですが、生麹の方が早く発酵するそうです。

大豆は福井県越前市の「マルカワみその有機大豆」を使用。「老舗のお味噌屋さんの大豆だから本当に美味しいんですよ。とっても甘くておいしいお味噌になるんです」と福島さん。

今回使用した「マルカワみその有機大豆」

麹は「大徳屋麹店の生こうじ」を使用。こちらも岩手県遠野市で150年間、生麹と味噌を作り続けてきた老舗のお味噌屋さんの麹です。発酵力が強く、甘み旨みが多いのが特徴とのこと。

使用した生麹「大徳屋麹店の生こうじ」

《作り方》

まずは、大豆の下処理から

①乾燥大豆を一晩水につける(2倍に膨らみます)

大豆はたっぷり水を吸うので、大豆から3〜5cmたっぷりの水でつける

※ゆで大豆を使う場合は乾燥大豆の2倍を使用

②一晩つけた大豆を、親指でつぶせるぐらいに茹でます(目安1時間)

泡(アク)が出るので取り除きながら茹でます

◇◇◇

[1]ボールに、麹を手でくずしながら入れます

塩を加えて良く混ぜ合わせます

ねっとりまとまってくるまで手でこねてください

※これを「塩切り麹」といい、こうじ菌に雑菌がつかないように塩でコーティングする作業になります

ギュッギュッとにぎりながら混ぜ合わせます。ねっとりしっとりまとまってきたらOK

[2]粗熱をとった煮大豆をフリーザーバッグへ入れます

[3]フリーザーバッグの口をしっかり閉じて、めん棒で大豆をつぶします

※よくつぶさないとカビの原因になります

※足で踏んだり、手でモミモミしてもOK

フリーザバッグの袋は冷凍用の方が破れにくくて強いそう

[4][1]の麹を[3]に入れて良く混ぜ、平らにします

※パサパサで汁気がなければ大豆の煮汁(人肌温度)を加えます

※煮汁は60℃くらいで。70℃以上だとこうじ菌が死んでしまいます

 

[5]フリーザーバッグの空気を抜きながら丁寧に口をしめます

ジッパーの口はしっかりしめて、平らにのばします

わかりづらいと思いますが、結構ていねいにつぶしました

これで完成です!

◎日のあたらない風通しの良い場所に置きます

※冷蔵庫は温度が低すぎて、こうじ菌が熟成しません

◎最初の2週間は毎日、しっとりしてきたら4〜5日おきに、袋の上から全体をよく揉んでなじませ、平らにします

◎約1ヵ月で熟成して食べ始められます

◎1ヵ月で食べられますが3ヵ月ほどするとよりしっかりしたお味噌に

◎1ヵ月の若いお味噌は、マヨネーズに混ぜたり炒め物に使ったりと調味料にもオススメです!

ふわふわ柔らかおいしい「肉そぼろ」

子どもから大人まで大好きな「肉そぼろ」。お弁当のご飯に「肉そぼろ」がかかっていたら歓喜してしまう人も多いと思います。

そんな「肉そぼろ」を、料理の片手間にサクッと美味しく作れてしまう調理法を教えていただきました。実際、お味噌汁づくりの合間に“ほったらかし”で、あっという間に出来てしまいました。

材料は「牛ひき肉・酒・砂糖・醤油・みりん・しょうが」です。味の濃薄は、お好みで加減してみてください。

[1]フライパン(鍋)にひき肉を入れ、水をひたひたに入れる

※お肉のたんぱく質は早めに火を入れると堅くなります

※先にお肉に水分を含ませることで、柔らかくなります

[2]調味料(砂糖・醤油・みりん・しょうが)を入れてかきまぜる

ササッとすりおろしショウガをそのまま投入。これぞ主婦の時短テク

[3]水分をしっかり含んだら火にかける

[4]汁気がなくなるまで煮詰めたら完成

これまで「肉そぼろ」を作る時は、炒めてから味付けをしていたので、ボソボソになったり、逆にベチャっとしたりも多くありました。これはお肉が早く固まってしまうのが原因だったんですね。

水や調味料を先に入れて、お肉に水分を含ませてつくると、本当にふっくら柔らかい「肉そぼろ」が出来てビックリ。もっと早く知りたかった…。

おまちかねの試食タイム

ほんのり甘くて優しい大豆の煮汁と、煮干しのお出汁を使ったお味噌汁を作りました。

大豆の煮汁を試食、ほっこりする甘みと美味しさ

 

煮干しは頭とハラワタを取らず、まるごとそのままでも大丈夫。お好みで

土鍋で炊いたご飯。ホカホカあつあつ、待ちきれません!

ほかほかご飯の上に肉そぼろ。

彩りには、福島さん特製のぬか漬けキュウリを乗せてもらいました。

 

いただきます!

シンプルが一番すばらしくて、一番うつくしい。

幸せな気持ちで美味しくいただきました。

最初は「お味噌なんて自分で作れるの?」「簡単だと思うけど1回限りで終わりそう」などと言っていた生徒さんたちが、一度自宅でお味噌をつくり、その美味しさを実感すると、自家製お味噌づくりにハマってしまうんだそう。

どちらも作り方をご存知の方にとっては当たり前のことだと思います。

福島さんは、これを「誰もが知っている当たり前にしていきたい」との思いで活動されています。

「そうやって自分のお家の味を作って、どんどん継承してほしい。ママさんたちだけでなく、これからを担う若い人たちにもぜひ知ってほしいです。自分たちの未来をもっと大切にしてもらいたいですね」とのこと。

簡単に出来る自家製お味噌づくり、ぜひトライしてみてくださいね。

料理教室『From Kitchen』の詳細やお問い合わせは公式サイトにてご確認ください。

 

【取材協力】

“ふつうのごはん”と“台所の智恵”を教える料理教室

『From Kitchen』 

公式サイト:http://fromkitchen.jp/

 

コラム製作 ライター たなべりえ

大卒後、アパレル、出版、印刷、広告、編プロなどなど荒波にもまれて育つ。ライターなのかエディターなのかディレクターなのか…とにかくなんでもします。ひらがな名で活動中。地方の情報誌で編集長をしてた頃、見知らぬストーカーに追い込まれた武勇伝あり。SNSは野球アカとか飲みアカとかtwitterインスタ保持中&facebook塩漬け中。セレブなママ友をいっぱい持っているのがウリ。そこにビールがあればいい、 欲望のまま生きてる庶民です。
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